CSCプレイスChild Supporter's Cafe
CSCプレイス町田
とは
家でも学校でもない"安心・安全な居場所"
現代は地域の希薄化、少子化、無関心などで各世帯が分断している世の中です。近年の虐待件数は右肩上りで、通報件数も上昇し続けています。殺人事件としてニュースで報道されることもありますが、そうした家庭は、実は見えていないだけであなたの身近にもあるのだということを知ってほしいです。それは、隣近所の人かもしれないし、たまたま電車で乗り合わせた人や、カフェで隣の席になった人がそういった環境の中で生活していることも可能性としては十分に有り得ます。 虐待を受けた子どもたちは、心に大きな鎧を背負ってその後の人生を生きていきます。 例え虐待環境から逃れたとしても、長年蓄積されてきたその苦しみはトラウマとなって、大人になってからも彼らの人生に暗く影を落としています。現在、日本国内で虐待を受けた人のうち約8割以上がきちんと心理的ケアなどの支援を受けることができず、社会の中に放り込まれています。そのほとんどが、希死念慮などを抱えており深刻な状態です。 それは社会的養護につながることができた子どもたちにも同様の事が言え、入所率150%などの劣悪な環境の施設の中で生活し、心理士不足によってカウンセリングなどの心理的なケアを受けることができていない現状があります。では、社会的養護に繋がらなかった(繋がるきっかけはあったが保護に至らなかった)子どもたちはどうかというと、大人なった後もトラウマなどの生きづらさを抱えたままこの社会の中で必死に生きているのです。 HPの背景の部分でもお話ししましたが、私も虐待サバイバーの1人です。21年間そういった環境で生活しなんとか運良く生き延びることができた、そんな私だからこそ、今現在も苦しんでいる虐待の被害に遭っている児童、サバイバーたちの力になりたい。そう考え、私はこの事業を起こしていく決意をしました。(今日の月)

「来るとホッとする」、そんな場所
私が森山浩子(今日の月)さんと出会ったのは2023年の夏頃でした。私が主催する「毒親育ち交流会」に参加してくださったのがきっかけです。私自身子ども時代に父親に虐待されて育ったサバイバーです。生きづらさを感じ少しでも何かできないかとオンラインとリアルの交流会を開催していました。今日の月さんが「居場所作り」に情熱を持ち活動をしていることに感銘を受け、一緒に活動したいと思いました。そして、居場所を作っていくには「場所」が必要だと感じ、思い切って中古の一軒家を2024年に購入。今日の月さんに「一緒にやらないか?」と声をかけCSCプレイス町田の設立が決まりました。同じ志、同じ虐待サバイバー、同じシングルマザーとして共に活動できることに感謝しています。そして、これから出会う皆様にとって「来るとホッとする」、そんな場所にしていきたいと思います。(すまみん)

生きづらさを抱えた子どもや大人のを含めた誰もが安心・安全に過ごせる場所
学校帰りにフラッと立ち寄り、職員と一緒に他愛もない話をしたり、遊んだり。なにもしないでそこでただボーッと考え事をしていてもいい。そこに居てくれるだけでいい。そんな場所をイメージしています。児童相談所や児童養護施設では対応しきれないと、見過ごされ取りこぼされてしまう受け皿としての機能も備えています。
対象
・虐待やいじめを受けた児童
・行政などが介入困難なケースへの対応
・声を上げているのに見過ごされているケースの受け皿
提供内容
①居場所の提供
・地域で児童を支えるための拠点
・支援内容(生活機能、食事の提供、宿泊利用)
②専門職によるケア
・心理士によるカウンセリング等の心理的ケア
・宿泊利用による一時避難
③各関係機関との連携
・地域への相談支援
・家庭支援
・学校、医療、地域、行政との連携
④相談支援(保護者へのケア)
・家庭相談
・カウンセリング
・ヘルパー利用
・ケースワーカー相談
